40代で大学受験に挑戦し、実際に大学に進学するという決断は、家族や仕事との両立、そして体力的にも精神的にも大きな負担がありました。しかし、私が合格を手にした大きな要因は、「今、何を最優先にするかを決めて行動したこと」だと感じています。
仕事、家庭、健康、学業—全てを同時にこなすことが理想ですが、受験勉強のような大きな目標に挑戦する場合、どれを最優先するか、何に集中するかを決めることが非常に重要です。私は、受験勉強を最優先にし、その結果として合格を手に入れました。今回は、その「優先順位の決定」がどれほど私にとって重要だったのか、また、健康管理が疎かになりながらも受験勉強を続けた日々についてお話ししたいと思います。
1. 最優先事項を決めて、集中する
私が受験勉強を始めた8ヶ月間、最も大切だったのは、何を最優先にするかを決めて行動することでした。受験勉強を始めると、すぐに仕事や家庭生活とのバランスを取らなければならないことに気付きました。しかし、私はこの期間だけは「大学入学試験に合格すること」を最優先にしました。仕事をしている時間も、家庭で過ごす時間も、すべて受験勉強のためにどう活用するかを考えました。
「たった8ヶ月だけ。この期間だけは受験に集中する。」と決めたことが、勝因だったと感じています。受験勉強の8ヶ月間だけは、自分の「目指したいもの」に向かって突き進むために他のことは二の次にしました。仕事に関しても、受験勉強に集中するためには「適度にやる」と決め、最小限の努力でこなすことにしました。仕事よりも受験勉強を優先して良いのだと、自分に言い聞かせたのです。
2. 寝不足と体調管理を後回しにした理由
受験勉強中は、体調を整えるために十分な時間を取ることができませんでした。寝不足が続き、最もひどいときは一晩に2時間しか寝られないこともありました。それでも受験勉強に集中し続けました。職場では頭が働かない状況で、集中力を欠くこともありましたが、それでも何とか乗り越えられたのは、「受験勉強に全力を注ぐという決意」があったからだと思います。
健康管理をすることはできなかったかもしれませんが、その代わりに「今、目の前の目標にどれだけ集中できるか」という点に全力を注ぎました。勉強において最も重要だったのは、集中力を保ちながら効率的に学習を進めることでした。寝不足や体調不良は後回しにし、試験の日までに結果を出すことを第一に考えました。
3. 受験勉強に集中するための工夫
仕事や家庭生活がある中で、受験勉強に集中するためには「集中できる時間」を作り出す工夫が必要でした。私は、一切の無駄な時間を省き、最も効率的に学習できる時間帯を意識して過ごしました。勉強は、どんなに疲れていても毎日続けることが重要です。早朝には勉強できない性質なので早朝は勉強しないと割り切って、昼間は仕事、夜は家事をこなしながら、深夜まで勉強する日々が続きました。
この8ヶ月間、私は一切「仕事と受験勉強を両立させる」ということを考えませんでした。「受験勉強を最優先にし、仕事は適度にこなす」というスタンスで取り組みました。自分が今何を最も重視するべきかを明確にして、集中することが結果として合格に繋がったのだと感じています。
4. 成果を出すためには、優先順位を明確にすることが鍵
受験勉強を通して、最も学びになったことは、「優先順位をつけて行動することがどれだけ大切か」ということです。8ヶ月という短期間の中で、自分が何に一番力を入れるべきかをしっかり決め、その目標に向かって全力を尽くしました。その結果、受験勉強に集中でき、無事に合格を果たしました。
振り返ると、8ヶ月間「目標」に対する集中をしたことが、すべてのエネルギーを引き出してくれたように思います。健康や体調が最優先だったかと言われれば、確かにそうではありません。しかし、受験合格という目標に対して全力を尽くしたことで、「今、最も重要なことに集中することの大切さ」を学びました。もちろん、健康管理も重要ですが、目標達成のためには、短期間だけでも他のことを後回しにして集中することが時には必要だと実感しました。
5. 受験勉強を通じて学んだこと
受験勉強を通して学んだ最大のことは、目標に対して「何を最優先にするか」を決めることの重要性でした。勉強も仕事も家庭も全て大切ですが、ある一定の期間、絶対に譲れない目標に集中することで、その後の人生が大きく変わることを実感しました。
また、受験勉強中は、自分を信じること、そして毎日の小さな努力を積み重ねることの大切さを学びました。健康管理や体調管理は大切です。しかし、あの8ヶ月間は「自分の夢を実現させるためには、何を最優先にするか」を考え、行動したことで、結果として受験に合格することができました。
まとめ
40代で大学受験に挑戦し、合格を手にした経験から学んだのは、「今、何を最優先にするかを決めて行動することの大切さ」です。健康や仕事も重要ですが、短期間だけでも一つの目標に全力を注ぐことが、結果を生み出す鍵になることを実感しました。この経験を通じて、今後の人生にも役立てていきたいと考えています。受験勉強を通じて学んだ集中力と優先順位の決定は、どんな状況にも応用できる貴重な経験でした。
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