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40代(ミドル世代)で大学生になった筆者がリアルに語ります!

【40代で大学へ行く】進学前に感じていた不安や心配

学び直し&リスキリング
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40歳で大学に進学するという決断は、私にとって非常に大きなものでした。それは単なる学問を学び直すことにとどまらず、人生の大きな転換点となる決断でした。特に、私のように既に家庭を持ち、子どももいる状況では、進学はただの「学校へ行く」ということではなく、家族全体の生活に影響を与えるものであり、多くの不安や心配が伴いました。

このブログ記事では、私が大学進学を決断する前に感じた不安や心配について、具体的に振り返りながら、それをどのように乗り越えたのかをお話ししたいと思います。これから大学に進学を考えている方々、特に年齢や家庭の事情で迷っている方々の参考になればと思います。

1. 年齢的な不安

まず、40歳という年齢で再び大学に通うということ自体、最初は非常に大きな不安を感じさせました。周りから「若いころにやっておけばよかったのに」「今から勉強しても遅くないか?」と言われることもありました。社会的に見て、大学進学は通常20代前半で行うものと考えられているため、自分の年齢がその常識に反するものであると感じ、かなりの葛藤を抱えていました。進学する決断が「遅すぎるのでは?」という思いに駆られることもありました。それでも、最終的には自分の人生の選択であり、年齢に関係なく学び続けることが重要だという気持ちが強くなり、この不安を乗り越えることができました。

2. 家庭との両立の不安

40歳という年齢で大学に進学する場合、家庭との両立は最も大きな不安材料の一つです。私はすでに子どもが2人おり、子どもたちの教育や生活、家事など、日々の責任が山積みでした。進学して学業に集中することができるのだろうか、家族にどれほどの負担をかけるのか、そのバランスをどう取るべきかについては、進学を決める前から悩んでいました。

特に、子どもたちはまだ中学生と高校生で、彼らの成長や学業にも気を使わなければなりません。勉強だけでなく、部活や友達関係、将来の進路についてもサポートしなければならない年齢です。自分の勉強だけで家族を放置してしまうことにならないか、子どもたちに対して十分な時間を割けるのかという心配が常にありました。

3. 学業への不安

40歳になってから勉強を再開することへの不安はあまりありませんでした。年齢を重ねると、集中力や記憶力が若いころと比べて劣るという話もあります。しかし、私の場合は、社会人になってから、パソコン関係の資格やTOEIC、他の仕事に関連する資格の勉強をしたりして、若い頃はあまり勉強しなかったので、10代20代前半よりも40代になった今の方が記憶力も勉強方法も知識も優れているのではないかと思っていたので、心配はあまりなかったです。

しかし、実際、20歳前後の若い学生たちと一緒に授業を受けてみると、最初はなかなか授業についていけないこともあり、若い学生たちと自分を比較しては落ち込むこともありました。特に自分のディスカッションの授業がやたらと多かったのには、かなり苦しみました。私が学生の頃は、自分の意見を言うとか、人前で発表するとかいう授業があまりなかったので、現代の授業スタイルに慣れるのに大変苦労しました。しかし、少しでもついていこうと予習をしたりして授業を毎日に出ていると、だんだんとついていけるようになりました。むしろ、社会経験がある分、学んだ内容を自分の人生にどう生かすかという視点が養われていたことが、ディスカッションや学びを進めるうえでの大きな強みであると感じるようになりました。

4. 大学卒業後の職業の不安

さらに不安だったのは、「卒業後にどうなるのか?」という問題でした。大学を卒業した後、私は元々在籍していた職場に戻るのか、それとも新しい職に転職するのか、転職できるのか、といった先のことを考えると心配が尽きませんでした。もちろん、大学で学んだ知識やスキルを活かせる仕事に就ければ良いのですが、それが現実的に可能なのか、また、社会的に自分の年齢に対する偏見があるのではないかと不安になりました。

40歳を過ぎてから新しいキャリアを築くことは、若い人々に比べて難易度が高いと感じる場面も多いかもしれません。特に、転職市場での年齢的な壁や、業界による年齢制限など、実際に転職を考えた際に感じることが多いのではないかと思います。

大学入学前と同じ職場に戻ったとしても、同じ職場で以前と同じように働くことができるのだろうか、また、転職をする場合には自分がどんな職業に就けるのか、転職市場で自分の経験やスキルが評価されるのか、という点が心配でした。

5. 社会的な偏見や理解の不安

40歳という年齢で大学に通うということに対して、社会的な偏見や誤解が生じるのではないかという不安もありました。特に「今さら大学に通うなんて」といった反応や、年齢を理由に周囲から距離を置かれることを心配していました。特に、若い学生との年齢差を感じる場面が多くなるのではないか、コミュニケーションの壁ができるのではないかと考えました。

実際には大学生活の中で、年齢を自分自身、気にしてしまう場面もありましたが、たくさんの良い仲間に出会えたことはラッキーでした。また、年齢を重ねた自分にしかできない学びのアプローチがあることを実感し、逆に自信を持つことができました。

まとめ

40歳で大学に進学することは、最初は多くの不安や心配を抱えていましたが、それらを乗り越えることで、私は新たな人生の一歩を踏み出すことができました。年齢、家庭、卒業後の不安、社会的な偏見など、様々な不安要素がありましたが、それらを一つ一つ乗り越えることで、学び直しの重要性や自己成長を実感しています。

大学生活を始めることで、今後のキャリアや人生に対する視野が広がり、新しい挑戦をする勇気を持つことができました。これから進学を考えている方々には、年齢や状況に関わらず、挑戦することの素晴らしさを伝えたいと思います。不安があっても、きっと乗り越えられる方法があるはずです。

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