さぁ!人生をおもしろがろう

40代(ミドル世代)で大学生になった筆者がリアルに語ります!

40代で大学に入り直した私が、通信ではなく通学を選んだ理由

受験勉強

「40代になって大学に入り直す」。
この言葉を聞いたとき、多くの人はこう思うでしょう。

「通信大学で学ぶの?」

確かに、通信制大学は社会人や子育て世代の学び直しにぴったりです。
時間も場所も自由、通学の負担なし。これ以上ないくらい、やさしい仕組みです。

何かに強制されなくても、自から学ぶことのできる人は通信制大学はとても良いと思います。
それに、殆どの場合、入学試験を受けることなく、学びたい人が学べます。

でも、私はあえて通学を選びました。
なぜか?


大学受験を、もう一度やりたかったから

通信制を選ばなかった理由。
それは、大学受験をしたかったからです。

ちょっと変に思うかもしれません。
でも、私にとって大学受験は人生でやり残したことだったんです。


18歳の私には、選択肢があるということに気付けなかった

私が18歳のとき、周囲の価値観はこんなものでした。

  • 女の子は短大でいい
  • 4年制大学に行ったら就職できないよ
  • 女の子は多少勉強できなくてもいい

こういう価値観にまかれて、私は何も考えず短大へ進学しました。

今思えば、何にも考えないで進んだ道だったんです。
だからずっと引っかかっていました。
「もしあのとき、ちゃんと考えて進路を決めていたら…」と。


40代で気付いた。やっぱりやりたいことは、やりたい

仕事や子育てがひと段落した40代。
あるときふと思ったんです。

「このまま人生を終えるのは、嫌だ」

もちろん、今の生活に不満があったわけじゃない。
でも、18歳のときにやり残したことを、このまま放置していいのか?
数ヶ月悩みましたが、行動しだしてから決断までは一瞬でした。

「大学受験を、もう一度やろう」

私が欲しかったのは、受験を乗り越える達成感本気で勉強する時間でした。


そして、通学を選んだ。だけど現実は甘くない

こうして私は、受験を経て、通学制の大学へ入りました。
しかし、現実は想像以上にしんどかった。

まず、朝5時起き
子どもたちのお弁当を作り、家のことをやってから大学へ。
そして、大学は遠い。ドア・ツー・ドアで2時間、往復で4時間
電車に乗り、バスに乗り継ぎ…。最初は「これは無理かもしれない」と思いました。

でも、続けられたんです。
なぜなら、移動時間を勉強や課題に使えたから
バスは駅から大学まで直行便があり、座れることも多かった。
だから、課題やレポートを進める時間にできました。

これは通学する大学を選ぶときの大事なポイントです。
「移動中に勉強できる環境かどうか」
もし遠距離通学を考えているなら、直行便や座れる路線を選ぶのは本当におすすめです。


1年目が山場。だけど、それを越えると楽になる

私は編入で3年生からの入学でした。つまり、2年で卒業
だから、1年目は授業を詰め込めるだけ詰め込みました。
朝から晩まで大学、帰宅してからも課題。体力的にはかなりキツい日々でした。

でも、「この1年を乗り越えたら、2年目は少し楽になる」という目標があったので、なんとかやりきれました。


通学のしんどさ=人間関係。でも、それが成長につながる

通学が大変なのは、移動や授業だけじゃありません。
人間関係です。

40代で大学に入ると、周囲はほとんど20歳前後の学生たち。
グループディスカッション、プレゼン、共同研究、グループ課題…。
嫌でも若い学生たちと関わることになります。

正直、つらいこともありました。
時には馬鹿にされたり、こそこそ何かを言われたり…。
でも、逆に尊敬されることもありました。
「そんな視点、考えたことなかった!」と驚かれたり、先生に興味を持たれたり。
こういう経験は、通学ならではだと思います。

私はこう思います。
通学を選ぶなら、「居心地の悪さ」を楽しむ覚悟を持つこと
だって、それが成長の証だから。


まとめ:40代で通学を選んだのは、間違いじゃなかった

結果的に、私は通学を選んでよかったと思っています。
もちろん、通信には通信の良さがあります。
でも私には、「強制される環境」「居心地の悪さ」が必要でした。
それが、自分を変えてくれたからです。

40代で大学に行く。
簡単なことじゃないけれど、挑戦する価値は間違いなくあります。
そしてもし、あなたが「自分を変えたい」と思っているなら、あえて通学を選ぶのもアリだと思います。
しんどいけど、そのしんどさは、確実にあなたを強くします。

コメント