気づけば、自分の年齢が入社当時の上司の年齢に近づいていた。いや、追い越してしまったのかもしれない。
あの頃、上司たちはもっと堂々として見えた。疲れなんて感じさせず、どこか頼もしかった。でも今思えば、彼らもきっと日々に追われ、悩みを抱えていたのだろう。
そんな彼らも今では白髪が増え、声に張りがなくなっていたりする。あの頃と同じ場所に立っているのは、もう自分たちの世代なのだ。
誰にでも老いはやってくる。時間は平等だ。だからこそ、私たちは自分自身に問い直さなければならない。
「やりたかったことはなかったか?」
「諦めたままで、本当にいいのか?」
「今さら」はただの思い込み
年齢を重ねると、挑戦にブレーキがかかる。「今さらそんなこと」と思うことが増える。新しいことを始めるより、今あるものを守ろうとする。
それが悪いわけではない。けれど、その「今さら」が自分の可能性を閉じてしまっていることに、気づいていない人は多い。
やりたかったこと。若いころに心が動いたあの感覚。まだ胸の奥に残っているはずだ。
「時間がない」「体力がない」「無理だ」と、できない理由はいくらでも出てくる。でも、そのすべては“まだやっていない人”の言葉だ。
やってみたら、案外どうにかなるかもしれない。
みんな同じように老いていく
老いは誰にでもやってくる。能力にも体にも衰えはやってくる。でも、それは「終わり」ではなく「転機」だ。
若い頃の上司も、当時は若かった。彼らにも「新しいことを始める勇気」が必要だった時期があっただろう。
そして今、自分がその立場にいる。
歳を重ねたからこそ、「これからどう生きるか」を真剣に考えるようになる。
そしてその答えは、「行動の中にしかない」。
たった一つでいい。行動すれば世界が変わる
人生を大きく変えるのは、特別な才能でも、完璧な準備でもない。ただ「一つの行動」だ。
小さな一歩に見えても、そこから想像もしなかった道が開けていく。
一つ行動すれば、他の世界が見えてくる。行動が行動を呼び、人と出会い、知らなかった価値観に触れ、今まで「無理」だと思っていた自分を、少しずつ変えていける。
あなたはまだ間に合う
遅いのは確かだ。若くはない。体力も落ちている。でも、「遅すぎる」かどうかは、誰にもわからない。
未来はまだ白紙だ。これから何を書くかは、自分次第。
やりたいことを、やってみよう。
諦めた夢を、もう一度見つめてみよう。
「行けるところまで行こう」
その覚悟があれば、きっと何かが変わる。いや、必ず変わる。
まとめ
老いを意識するたび、少しずつ何かを諦めるようになっていた。
でも、本当にそれでいいのか。
やりたかったこと、気になっていたこと、心が震えた瞬間。それは、今もあなたの中に眠っている。
そしてそれを目覚めさせるのは、たった一つの行動。
1つ動くだけで、あなたの見ている世界は変わる。1つ動くだけで、「生きる」という実感が手に入る。
その一歩を踏み出すかどうかは、あなたの選択だ。
遅いのは仕方ない。けれど、遅すぎるかどうかは、まだ誰にもわからない。
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