私は、40代で大学へ入学しました。大学へ入学するために仕事をつづけながら受験勉強をし、合格しました。
大学受験を頑張れたのも、勉強を続けることを諦めなかったのも、志望大学以上の大学へ合格できたのも、自分ひとりの力ではなかったと思っています。
合格できたのは、恵まれたさまざまな環境があったからです。
その恵まれた環境の1つが塾です。塾の先生との出会いがあり、その塾の先生方からいただだいた言葉がありました。その言葉がなかったら、最後まで頑張りぬけなかった。
本記事では、その塾の先生方から掛けられた言葉を共有したいと思います。
これから受験をする人たち、なにかの目標に向かって頑張っている人たちの一助になれば幸いです。
塾の模擬面接の先生から言われた言葉
最初に受けた編入試験の2週間前に実施した塾の模擬面接が終わった後に、その模擬面接をしてくれた先生から言われた言葉です。
国立大学の心理学専門の先生で病院にも勤めている先生でした。
あなたは選ばれた人
受験したくてもできない人 ここまで来れない人がいる
あとは やってきたところまでを ゴールに向かって走るだけ
受験勉強は やっておいたほうがいい
大学は 落とすために 試験をしているわけではない
”あなたは選ばれた人”
確かに、恵まれた環境にいる。大学受験するにも入学して大学で学ぶにも、さまざまな面で環境に恵まれていないとできないことだ。自分は特別な人間ではないことは分かっている。
だけど、選ばれたと思うことで、できる気がする。やりきることができる気がする。
ー すべての受験生に共通することではないだろうか。受験勉強ができるという環境は、すべての人に与えられたものではない。
”ここまで来れない人がいる”
私は頑張った。受験勉強がつらくて、寝不足で、自分の思考力の低さ、視野の狭さ、言語力の無さ・・・いろんなことに落ち込んだ。「もうやめようかな・・・」 何度も思った。
でも、ここまで来た。あと2週間後に入試を受けるという所まで。
ー 途中で挫折した人、諦めてしまった人、そんな人もいるだろう。でも、あなたはここまで来た。
”あとは やってきたところまでを ゴールに向かって走るだけ”
そうだ。このままゴールまで行けばいい。
十分に勉強したとは言えない。だが、できるだけのことはしてきた。仕事をしながら毎日勉強した。睡眠時間も削った。移動時間も勉強に充てた。子供たちのことは優先したが、家事も最低限のことだけにした。
仕事、家庭、勉強を両立しながらゴール直前まできた。
これ以上何ができると言うのか。
ー あとは今までやってきたところまでの知識をもって、ゴールするだけだ。
“受験勉強は やっておいたほうがいい“
そうだな。。。あとで振り返って、受験勉強をやっててよかったと感じるだろうな。
それに勉強してないと、大学に入ったときに大変そうだ。実際、受験勉強せずに入学していたら、卒業できていないと思う。受験勉強で鍛えられた。
ー 後々、一心不乱に受験勉強をした自分を誇れるだろう。
”大学は 落とすために 試験をしているわけではない”
そうだ。学びたいという人を落としたくはないはずだ。
ー あなたのもとで学びたいんだ。学びたい気持ちは きっと届く。
塾の英語の先生から言われた言葉
試験日をあと1ヶ月後に控えた頃、急に弱気になったというか、迷いが出てきた。
「私は何をしているんだろ?」「大学受験のために勉強してるって・・・意味あるのだろうか・・・」
「仕事もあって・・・、環境に恵まれているのに・・・」
塾の英語の先生に、「環境に恵まれているのに、更に頑張って勉強して、大学に行こうとしている・・・。」「恵まれているのに大学いくっていう、こんな自分が更に恵まれる環境に行っていいのだろうか・・・」
そう話した時に言われた言葉です。
恵まれているから止めるは違う
恵まれているからこそ、あなたのような人が大学で学び、世の中を少しでも変えるのです
あなたの将来は決めてるの
あなたは大学へ行って、そのあと大学院へいって学ぶのです
”恵まれているから止めるは違う
恵まれているからこそ、あなたのような人が大学で学び、世の中を少しでも変えるのです”
運や環境に恵まれていないと、大学に通えないし、受験勉強さえできてない。
ミドル以上になると、あえて大学で学ばなくても、健康に気を遣って、このまま静かに暮らせばいいじゃないか・・・、なんて気になる。守りに入るというか、現状に不満があったとしても、どうにか生活できているし、世間一般的に見ると普通でいいじゃないか、って・・・。
だけど、中年でも、40歳を超えてもやっぱり冒険したい、成長したい、変化したい。子育てももうすぐ終わる・・・。その時に残るのは自分。子育てが終わって自分というアイデンティティーをもっておきたい。
子供たちを手放すにも、自分が自立していないと、自分が自分の世界だけで楽しめていないと・・・。
20代で社会に出て両親から自立したが、今度、40代で大学受験と大学で学ぶということは、2度目の自立なのではないかと思う。この2度目の自立は、子供たちからの自立なのである。
今思えば、受験日が近づいてきたこの頃は多分、試験日が近づいてきて不安になったんだと思います。逃げ出したくなったから、こんなことを考えたんじゃないかって思います。
ー ミドル世代で大学を受験の勉強をする、大学に入学して学ぶということは、2度目の自立である。普通に生活できているから、もういい・・・。新しいことをしなくてもいい。ではなく、第2の人生は40代からなのである。
”あなたの将来は決めてるの
あなたは大学へ行って、そのあと大学院へいって学ぶのです”
大学院にはいってません。将来いくかどうかは未定です。
しかし、あの時塾の先生が、私の未来を想像してくれたことが嬉しかった。私も未来を想像し、変化しようと思った。
ー この言葉は、私に未来を想像させてくれて、前進しよう、変化しようと思わせてくれた言葉だ。
40代でも大学受験はつらい。偉人たちの名言を受験勉強に当てはめ解釈。 ←こちらもオススメ
私の場合は、塾の先生の言葉が大きかった。弱気になっている私を勇気づけてくれた。挑戦しようと思わせてくれた。安心させてくれる言葉があった。すべての受験生!少しくらい弱音をはいてもいいのではないだろうか。
きっとあなたの周りの誰かが、勇気づけてくれるはずだ。
コメント