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40代(ミドル世代)で大学生になった筆者がリアルに語ります!

【資格試験もいいけど大学もいい!】資格試験の勉強と大学での学びの比較

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40代で大学に進学し、学び直しを始めた私にとって、大学での経験は一生の宝物になりました。それまでもTOEICなどの資格試験の勉強をしてきましたが、資格試験と大学での学びは、学びの深さやアプローチが全く異なり、どちらにも独自の魅力があることを実感しています。資格試験では得られなかったもの、そして大学ならではの学びを通じて得た貴重な経験について、私の体験をもとに振り返り、書いてみたいと思います。

資格試験の勉強とは

資格試験は、その多くが実践的であり、短期間で特定の知識を身につけることを目的としています。例えば、TOEICのスコアアップを目指して英語のリスニングや文法の勉強をしたとき、あるいは専門職に必要な資格を取るために試験勉強をしたとき、私の学びは非常に目的志向で効率重視のものでした。資格試験の勉強は一人で行うものが多く、知識の暗記や問題演習、過去問の解き直しなど、限られた範囲を反復的に学習することが求められます。合格するためには、計画的に勉強を進め、試験の形式に合わせて自分を調整していくことが大切です。

資格試験を通じて得られる最大のメリットは、即戦力となる知識やスキルを証明できることです。試験を通じて得た資格は、就職や転職において有利に働く場合が多く、職業選択の幅を広げたり、キャリアの選択肢を増やしたりする大きな力になります。自分の能力を客観的に証明できるため、資格を持つこと自体が大きな安心材料となるのも確かです。しかし、資格試験の勉強が私に与えたのは、あくまで「知識の習得」と「スキルの証明」に留まり、学びが深く広がるという意味では限界を感じていました。

大学での学びの魅力

大学で学んだ経験は、資格試験の勉強とはまったく異なるものでした。特に印象深いのは、大学が提供する「人との関わり」を通じた学びです。大学では、個別に学ぶこともありますが、グループワークやディスカッションを通じて他者との意見交換が大きな部分を占めます。研究テーマについてグループで調査し、発表する機会も多く、そうした活動を通じて、他の学生たちの意見を聞き、自分の意見を発表することで、自分の思考を深めることができました。

特に印象に残っているのは、ディスカッションや発表の場面です。人前で自分の考えを話すことは、最初は非常に怖かったです。資格試験では、基本的に一人で勉強し、結果を出すことが求められるため、他人の前で自分の意見を伝える経験は少なかったからです。しかし、大学では、グループでの発表や討論を通じて、自分の意見を他人に伝える技術が鍛えられました。最初は緊張してうまく話せなかったこともありましたが、回数を重ねることで自信がつき、他の学生たちの意見と自分の考えを結びつけながら、より深い理解を得ることができました。

さらに、大学で学ぶことは知識だけでなく、対人スキルやチームワーク、リーダーシップの経験も含まれています。資格試験の勉強では、個々の能力を高めることが中心でしたが、大学では、他の学生たちと協力して一つの成果を出すという経験ができました。これは、仕事の現場や社会でのチーム活動にも大いに役立つスキルです。

40代で学び直し、若い人たちと学んだ意義

大学で学んだことの中で、最も価値があったのは、若い人たちと共に学べたことです。私は40代で大学に入学し、若い学生たちと一緒に授業を受け、グループワークをしました。若い世代の視点に触れることができ、彼ら、彼女らの新しい考え方やエネルギーに刺激を受けることができました。若い人たちの考え方は、私自身が経験を通じて培った視点とは全く異なる部分が多く、時にはその柔軟な思考に驚かされることもありました。特に、現代のテクノロジーや社会問題についての考え方は、私が40代になってからは気づきにくくなっていた部分を教えてくれるものでした。

同時に、私は自分が持っている経験や知識を若い人たちにもシェアできるという点に価値を感じました。年齢や経験が異なることで、私の意見やアドバイスが、若い世代にとって新しい視点を提供できる場面が多かったと思います。大学の中で、若い人たちに少しでも自分の経験を活かして役立てることができたのは、資格試験では得られない貴重な体験でした。特に、社会での経験を生かして、実際の事例や問題解決の方法を提案できたことは、私にとって非常に有意義でした。

また、若い世代と一緒に学んでいることで、自分が社会や未来にどのような影響を与えられるのかという視点も新たに得ることができました。人類の未来を担う若い世代に、少しでも影響を与えることができるという実感を持つことができたのは、大学で学んだからこそ得られた経験です。私の意見や知識が、将来社会を支える若者たちの考え方に何らかの形で影響を与えることができることに、胸を張って誇りを感じています。

まとめ

資格試験と大学での学びは、それぞれ異なるアプローチで私に成長を促してくれました。資格試験は、効率的に知識を深め、特定の職業に必要な能力を証明するための貴重なステップです。しかし、大学での学びは、それとはまた違った形で私を成長させてくれました。グループワークやディスカッションを通じて、人と関わりながら知識を深め、若い世代と一緒に学ぶことで、新たな視点や気づきが得られました。自分の経験を若い人たちに伝え、同時に若い人たちから学ぶことができたことは、私にとってかけがえのない財産となっています。

40代で大学に進学するという選択肢は、勇気のいることかもしれませんが、学びの場としての大学は年齢に関係なく、新しい発見や成長のチャンスを提供してくれる場所だと強く実感しています。資格試験だけでは得られない、他者との協力や自分の意見を伝える力、さらには若い世代とともに学ぶことで社会に与える影響を感じることができるのは、大学ならではの素晴らしい経験です。資格試験を目指しての勉強も重要ですが、大学での学びがもたらす広がりや深さも、私にとってはとても価値のあるものでした。

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