優秀な社会人だけが大学や大学院へ行くのではないか?という思い込み
「大人になってかr大学や大学院へ行く人たちって、優秀な人たちばかりなのではないか?」
「自分みたいな普通の人間が大学へ行っても、授業についていけるのだろうか?」
「すでに社会である程度の地位がある人たちが更に高みを目指して学ぶ場所なのではないか?」
「結局お金のある優秀な人しか行けないのでは?」
私もそう思っていました。
私は、何ものでもない、優秀でもない、ただの会社員。バリバリ仕事をしている訳でもない。ただの事務員。
若い頃は勉強もあまりしてなかったですし、勉強して知識やスキル・技術を得ることがどれだけ大事で人生を豊かにしてくれるかなんて、考えてもなかったです。
ただ、ぼーっと生きていました。
このままぼーっと生きていてはいけない。忙しかった30代を経て、40代になり、人生に張り合いがなくなり、「ああ、変化が欲しい」。
でも「贅沢な悩みだなー」って思っていました。
30代が子育てが忙しく、仕事も新しいことができる環境があり、一息つく暇もなく毎日を過ごしていました。
しかし、苦痛ではなく、とっても充実した日々でした。新しいことをどんどん吸収していっている感覚。忘れられません。
そんなこともあり、40代になってから時間がゆっくり流れている環境に耐えられなくなりました。それで、「大学で学ぶ」という選択肢があがったのです。
優秀な社会人だけが大学へ行くのではない
大学に行って思ったことは、当たり前ですが、若い学生たちの中にも優秀な人とあまりそうでない人がいるということです。
なので、大人になってから大学へ行く人の中にも優秀な人もいれば、そうでない人もいるということです。
私は、まったく優秀ではありません。
入学してから暫くは授業で先生が何を言っているのか、よく分かりませんでした。でも、周りの学生たちに聞くと、その学生たちも授業内容を理解できてないことも多くて、授業を重ねていくうちに、復習や定期テストの勉強で自分のものにしていくっていう感じは同じでした。
ディスカッションの時間を多くとる授業もあるので、そういったディスカッションの時には、自分の考えを論理だてて説明できる学生はいます。だけど、全員がそういう学生かというと、そうでもない。
私立のまあまあレベルが高いと言われている大学に通っていましたが、その学生でもです。
大人になってから大学へ行った私も最初はディスカッションの場が苦手でした。ただの事務員しかしてないですから。。。
会議には出るけど、意見や考えを述べて、その根拠を述べて、、など、めちゃくちゃ苦手でした。
人が多く集まる会議では、てんぱって何を言っているか分からない、しどろもどろ。。。なんてこともありました。
大学でのディスカッションの授業に慣れてくると、人生経験や社会経験を積んでいるため、根拠が自分の経験から生まれてくるんです。
20歳ぐらいの若い学生たちよりも、長く生きていた分だけ自分でも知らないうちに経験が積まれていて、それを裏付けとして話せば、意見や考えに信憑性を持たせることができるんです。
大学って自分が思っているよりも、普通の何者でもない、優秀でもない人にも向いていて、人生経験や社会経験を活かせる場なんです。
がっつり理系の学部なら、数学的思考やがっつり勉強が必要になってくるのだと思いますが、私は文理融合の学部だったので、頑張れば乗り越えられる程度でした。(私にとってはきつかったですが、乗り越えられました。)
人生経験と社会人経験が、あなたを優秀な学生にする
社会人経験がある人(主婦経験を含む)を受け入れる社会人入試制度を設けている大学もたくさんあります。
他にも、50歳以上や60歳以上を対象にしたシニア向けの入試制度を実施している大学もあります。
シニア向け入試制度
【大学名】 | 【入試/制度の名称】 | 【対象年齢 と 選考方法】 |
広島大学 | フェニックス入試 | 50歳以上対象、小論文と面接(学力試験なし) |
立教大学 | 立教セカンドステージ大学 | 50歳以上対象、小論文と書類選考 |
明治大学大学院 | 特別入試 | 60歳以上対象、書類選考と面接 |
東京経済大学大学院 | シニア大学院制度 | 52歳以上対象、研究計画書、口述 試験 |
関西国際大学 | シニア特別入試 | 60歳以上対象、書類選考と面接 |
シニアの年齢に差し掛かってきたら、シニア向け入試制度を利用する手もありますよ。
一般試験や編入試験のように、社会人入試やシニア向け入試は英語の試験を受けなくて良い選考方法を行っている大学もたくさんあるので、英語が苦手な方でも受験できます。
現代のミドルやシニア世代は、仕事だけでは物足りなくなっている
「学びたい!」そう思った今こそ学ぶべきです。
40代の私が考えるように、現代人は仕事だけじゃもう満足できなくなっているのではないですか?
「遊びの要素がなきゃ人生を楽しめない!ゴリゴリの仕事人生の時代は終わりつつあるのではないか?」って思います。
だから、「遊びもかねて大学へ行くのだ!」って言いたいです。
新たな場所へ飛び込むことによって、新たな視点を得て、新たな場所へ行って働いてもいし、元の場所へ戻って、大学で得た新たな視点を活かすのでもいい。
“遊び”ってダラダラすることではない。
“遊び”とは何か?遊びとは、余裕、ゆとり、ワクワクを楽しむこと!
遊びが仕事になる時代、自分を俯瞰するチャンス、そんなに働かなくてもよくなる時代がやってくるかも!
そうなら、あなたは何をする?
【まとめ】
・優秀でなくても大学に入学できるし、大学の授業についていける。
・むしろ、人生経験や社会人経験を活かすことができるので、授業では結構優秀な存在になれる。
・人生は有限!仕事以外の経験をすることで、仕事に面白い影響がでてくる!
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