大学生活のスタートは、誰にとっても新たな挑戦です。特に、中年で大学で学ぶ決意をした私にとって、その一歩は大きな勇気を要しました。初めての大学生活ということもあり、最初は少なからず不安と緊張がありましたが、友人を作るためには積極的に行動し、交流を深めることが大切だと感じました。この記事では、私がどのように友人を作るために努力したのか、その過程や心の変化について、実際の体験をもとにお話ししたいと思います。
1. 入学式での偶然の出会い
大学生活が始まる前、私は新しい友達を作ることに対して少なからずプレッシャーを感じていました。中年での大学生活には、年齢差から来る壁や、若い学生たちとどうやってうまく関わるかといった不安がありました。しかし、入学式の日、予想もしなかった形で一歩を踏み出すことができました。
入学式が終わり、オリエンテーション会場に入ろうとしたとき、突然一人の女性の学生に声をかけられました。彼女は「編入生ですか?」と優しく話しかけてきました。その瞬間、私は思わず心の中で「こんな風に話しかけてもらえるんだ」と驚きましたが、そのまま会話が弾みました。そして、彼女とはその後のオリエンテーションでも一緒に過ごすことができました。この出会いが、私の大学生活における友人作りの第一歩となったのです。
入学式でこうして話しかけてくれる学生がいることを知り、私は少し気が楽になりました。「自分も声をかけてみてもいいのだ」と思うようになり、次の行動に移る決意が固まりました。
2. オリエンテーションでの積極的な交流
入学式の後、一週間ほどオリエンテーションが行われました。この時期は新しい環境に慣れるための大切な期間です。オリエンテーションでは、大学生活に必要な情報やサポート体制が紹介されるとともに、同じ学年の学生たちとの交流が始まります。多くの学生が不安を感じている中で、「今がチャンスだ!」と思い、積極的に声をかけることを決めました。
最初に行ったことは、私は最初、一人でいることが多かったのですが、それを逆手にとって、同じように一人でいる学生に声をかけてみました。初めは緊張しましたが、少しずつ「話してみたら意外と楽しい」と感じるようになりました。積極的にLINEを交換したり、ランチに行く約束をしたりすることで、少しずつ友達が増えていきました。
最初のうちは、特に同じように一人でいる学生が多く、みんな同じように孤独感を感じているのだと実感しました。だからこそ、誰かが声をかけることが大きなきっかけになるのだと感じた瞬間でした。
3. 授業でのつながり
オリエンテーションが終わると、いよいよ本格的な授業が始まります。最初はどの授業を選ぶかも悩みましたが、履修の時間割をLINEで見せ合ったり、同じ授業を履修する学生と連絡を取り合ったりしていました。授業が始まってからは、意外と多くの学生が同じ授業を選んでいたことがわかり、これも自然な形で友人を作る一つの方法でした。
授業では、グループワークやグループディスカッションが多かったことも、友人を作る大きなきっかけとなりました。これらの活動では、どうしても協力し合わなければならないので、自然と会話が生まれ、関係性が深まっていきました。初めは緊張していたグループディスカッションも、だんだんとリラックスできるようになり、お互いの意見を交わすことで信頼関係が築かれていきました。
また、授業の合間や休憩時間には、隣に座っている学生に声を掛けてみることも増えました。「この授業どうだった?」といった簡単な質問から会話が始まり、自然に友達ができていきました。逆に、私が声を掛けられることもありました。周りの学生が私に興味を持ってくれることもあり、その度に安心感と嬉しさを感じました。
4. 少人数授業での経験
40代の中年が少人数の授業に出席すると、自然と目立つことがあります。意図せず目立つことが多かったのですが、そのことが逆に友人を作るきっかけになったこともあります。授業で目立ったことで、他の学生が私に話しかけてきてくれたのです。
少人数の授業では、先生と生徒の距離も近いため、より密接なコミュニケーションが生まれます。授業後に一緒にランチに行ったり、次の授業の話をしたりする中で、自然と友人ができました。これも、少人数の授業の良さだと感じました。
5. 友人を作るために大切な心構え
最初は勇気を出して話しかけることが大切だと思っていましたが、次第に「自然体でいること」の重要性にも気づきました。入学した当初は積極的に話しかけようと心がけていましたが、途中からは無理をせず、自然体でいることが一番だと感じました。結果的に、自然に周りの学生と関係を深めることができました。
最初は友達ができるかどうか不安でしたが、どんな環境でも「話しかけやすいオーラ」を出すことの大切さを再度認識したのと、新しい環境に飛び込むときは少しでも積極的に行動することで、自分が思っているよりも多くの友人ができることに気づいたのです。
結論
大学生活で友人を作るためには、最初の勇気が大切です。入学式やオリエンテーションなど、最初の段階で声をかけることで、友人作りのスタートが切れることを実感しました。その後も授業やグループ活動を通じて、自然とつながりが深まりました。重要なのは、どんな場面でも積極的に声をかけること、そして自分らしくいることだと思います。大学を卒業した今、これからも積極的に新しい場所へ飛び込んで新しい出会いを楽しもうと思っています。
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